Press Release

7月 1, 2019

追悼シモン・デ・ブリー

シモン・デ・ブリー前常務取締役会長が逝去されたことを、大変残念に思います。

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ヘーレン(オランダ) 2019年07月01日 10:00 CEST

シモン・デ・ブリー前常務取締役会長の訃報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

In Memoriam Simon de Bree

デルフト工科大学で化学を専攻し、ロッテルダムで経済学を学んだ後、1966年にDSMに入社。 30年以上にわたってDSMに貢献し、1993年から1999年まで会長としてDSMを率いた。

サイモンのリーダーシップの下、DSMはバルクケミカルからバイオケミストリー、ファインケミカルへと移行する第一歩を踏み出した。 サイモンは長期的な視野に立ち、今日のDSMの基礎を築いた。

サイモンは1966年にDSMリサーチでキャリアをスタートさせ、スタミカーボンに異動し、グループポリマーを率いた後、DSMプラスチック部門の部門長に就任。 1986年にはDSMの常務取締役に就任し、1993年には常務取締役会長に就任し、1999年まで務めた。 サイモンは退職後、「オレンジ・ナッソー勲章コマンダー」を受章した。

会長として、DSMの循環的な化学製品へのエクスポージャーを減らすため、ファインケミカルとスペシャリティ(バイオ)ケミカルに舵を切り、特に1998年には、パン酵母、抗生物質、食品スペシャリティと食品酵素の世界有数の生産者であるオランダのバイオケミカル企業ジスト・ブロカデスを買収した。 これによってDSMは、今日の事業の中核の一部であるライフサイエンスのコンピタンスを高めた。

サイモンは野心的なビジネスマンとして知られ、明確なビジョンを持ち、DSMの伝統を守りながら、従業員、従業員の福利厚生、従業員の将来に対する深い感謝の念を抱いていた。 サイモンは、DSM社内だけでなく、社外からも高く評価されていた。 サイモンは、CEFICの会長をはじめ、ヨーロッパの石油化学、プラスチック、化学業界団体で数多くの会長職を歴任した。 サイモンはまた、情熱的なスポーツマンでもあった。過酷なオランダのスケートツアー、エルフステデントヒト( )で3度完走したほか、ODSクラシックなどでは熱心なサイクリストでもあった。

私たちは、サイモンのビジョン、献身、人間性に対し、尊敬、愛情、感謝の念をもってサイモンを偲び、妻のジュディス、(孫の)子供たち、家族、愛する人たちに思いを馳せます。 サイモンは6月29日(土)に非公開で荼毘に付されました。

経営委員会、監査役会の現メンバーおよび元メンバー、そしてすべての同僚を代表して。

フェイケ・サイベスマ
CEO/取締役会長