DSMは引き続き「人、地球、利益」の向上に向けて力強い前進を続ける

ヘーレン（オランダ）, 02 Mar 2021 08:00 CET

ニュートリション、ヘルス、サステイナブルリビングの分野でサイエンスを基盤とするグローバル企業、ロイヤルDSMは本日、2020 統合年次報告書 (IAR)を発表した。IARは初めてデジタル版のみのフォーマットで発行され、DSMの「人」「地球」「利益」の野望のあらゆる側面における進捗状況を報告している。

本レポートは、DSMのすべてのステークホルダーに対し、目的主導型、パフォーマンス主導型の「栄養・健康・持続可能な生活」戦略の実施状況に関する詳細な洞察を提供するもので、事業展開、財務実績、環境・社会的パフォーマンス、コーポレート・ガバナンスに関する洞察や、DSMが持続可能な開発目標（SDGs）をどのように支援しているかが記載されている。 主なハイライトは以下の通り：

人々

• DSMは、全従業員とその家族に免疫力を高めるサプリメントを提供した。COVID-19の大流行が展開される中、従業員とその精神的・肉体的な健康や幸福のケアは、これまで以上に重要になっていた。
• 安全度数率（Safety Frequency Recordable Index）を0.24に改善。
• 従業員エンゲージメント指数は76％に上昇し、厳しい年に2％上昇。
• ジェンダー、世代、障がい、LGBTQ+、人種・民族・国民性を5つの柱とするインクルージョン& ダイバーシティの旅を継続・拡大。

プラネット

• DSMの環境フットプリントの改善は順調に進んでいる：
  • 事業活動による温室効果ガスの絶対削減量は、2016年の基準値に対して累計で約18％改善し、2050年までにネットゼロへの道筋をつけると推定される。
  • エネルギー効率は5.7%改善した（年平均1%以上の向上）。
  • 購入電力の60％を再生可能資源から調達し、DSMの中間目標である2030年までに75％を達成し、100％を目指す。
  • 当社のCO2REDUCEプログラムに基づき、DSMに供給する製品に関連する温室効果ガス排出量を削減し報告するために、主要サプライヤーとの関与を継続する。
• ベラマリス（Veramaris）、アヴァンシャ（Avansya）、ボベール（Bovaer®）などのイノベーション・プラットフォームが順調に進展し、顧客が（最終）消費者により持続可能なソリューションを提供できるようになった。
• Science Based Targets InitiativeのNet-Zero Expert Advisory Groupに参加し、企業部門における科学的根拠に基づくネットゼロ目標の策定と評価の指針となる基準を策定する。

利益

• COVID-19の厳しい環境下、通期業績は堅調で、ニュートリション部門の既存事業成長率6％、調整後EBITDA成長率7％の好業績と、第4四半期の素材部門の力強い回復に牽引された。
• 継続事業および非継続事業からの調整後営業フリー・キャッシュ・フローは19%増の9億5,500万ユーロとなった。
• また、樹脂（& 機能性材料）および関連事業のコベストロへの売却を発表した。 

レコグニション

• DSMはEcoVadis社からプラチナ持続可能性メダルを授与され、同業界のトップ1％にランクされた。 DSMは、Sustainalytics社、MSCI社、ISS-OEKOM社などの主要なESGアドバイザーのランキングで上位を維持した。
• 非営利のグローバル環境情報開示プラットフォームであるCDPから、気候変動戦略でA評価、ウォーター・スチュワードシップでA-評価を獲得。

透明性

• DSMの売上高（樹脂を含む）の63%は、ブライター・リビング・ソリューションによるものである。 これは、主流のソリューションよりも環境的・社会的に優れた影響を与える製品やサービスである。
• KPMGは、2020年IARに含まれるサステナビリティ情報について、合理的保証意見（最高レベル）を提供した。
• TCFD（タス クフォース気候関連財務情報開示）の提 言に照らしてさらに開示を進めること で、気候変動リスクと機会に関する財務 の透明性を次のステップに進める。