メタン削減効果のある飼料添加物Bovaer®がオランダで使用可能であることを大規模パイロット試験で証明

オランダ、ヘーレン、2023年3月30日 13:00 CET

オランダの酪農会社Royal FrieslandCampina社、DSM社、飼料サプライヤーであるAgrifirm社は、Bovaer®をオランダの158の酪農場の通常の酪農活動に導入することに成功した。 2022年に開始された6ヶ月間のプログラムにより、Bovaer®は動物の健康状態、乳生産量、乳成分に影響を与えることなく、容易に大規模導入できることが確認された。 この研究は、酪農部門によるBovaer®の迅速な導入をサポートし、温室効果ガスの排出を削減し、オランダの気候変動目標の達成を支援する。 

In 2022, history was made by launching an extensive project to gain practical experience with Bovaer®, involving more than 20,000 cows and 158 farms. The successful collaboration between the member dairy farmers of FrieslandCampina, DSM and Agrifirm led to a decrease of 10,000 tons of CO2e in methane emissions (an average of 28% less enteric methane emissions). The project’s success also opens the door for Bovaer® to be more easily implemented across the entire Dutch dairy herd. This move towards sustainability in the Dutch dairy industry stands to benefit consumers and farmers alike. Starting this year, farmers that are using Bovaer® in their feed can be recognized for its use through the KringloopWijzer (Annual Nutrient Cycling Assessment), the carbon footprint tool of the Dutch Dairy Sector (ZuivelNL).

Lars van den Nieuwenhof owns a farm with 125 dairy cows with his parents in Someren, North Brabant. He participated in FrieslandCampina's pilot to reduce greenhouse gases on his farm with Bovaer®. Lars said: "As an industry, we are at a tipping point. We have to move along and try to reduce methane emissions. We were therefore eager to participate in this pilot. Moreover, participation is low-threshold and it requires little effort. The Bovaer® is mixed into the minerals we feed to the cows. Every day we mix the minimum dose of 150 grams of those minerals through the ration. We also participated in workshops to exchange experiences with other participants. I am definitely satisfied with the results. The cows are producing well, are healthy, vital and fertile. We will continue to use the feed additive. I am happy that we can make an additional contribution to reducing our impact on the climate."

Jelle Heida氏はAndré Kleistra氏とともに、フリースラント州Hoornsterzwaagで400頭の牛を飼養する酪農場を経営している。 他の酪農家と同様、彼らは単肥発酵と窒素ストリッパーに投資し、効率的で環境に優しい、自分たちに合った方法で酪農を行っている。 Jelle氏は次のように語っている。「、飼料添加物が発酵プロセスに影響を与えるかどうか興味があったので、Bovaerの試験的導入に参加しました。 飼料にBovaerを加えても、何の影響もありませんでした。また、牛の健康状態や乳量・乳成分にも変化は見られませんでした。Bovaerがどのように機能するかについて多くのことを学ぶことができた、興味深い経験でした。私たちの参加を通じて、温室効果ガスの排出量をさらに削減するための簡単で安全な方法を体験できたことは、とても前向きなことです。"

Bovaer^® と FrieslandCampina のメンバー酪農家とのコラボレーションが成功したことで、オランダの酪農家全体に Bovaer® が導入される道が開かれました。 オランダの酪農業界における持続可能性に向けたこの動きは、酪農家にも消費者にも利益をもたらすでしょう。

フリースランド・カンピーナは、加盟酪農家とともに、2030年までに加盟酪農家の温室効果ガス排出量を33％削減することを目指している（2015年比）。 そのために、牛の飼料に森林破壊を起こさないことが保証された大豆を使用する、糞尿を消化する、農場で持続可能なエネルギーを生み出す、Bovaer®を使用して牛のメタン排出量を削減するなど、さまざまな解決策に取り組んでいる。

Sanne Griffioen, Director farm sustainability FrieslandCampina:"私たちは、会員の酪農家と共に、遅くとも2050年までに気候変動に左右されない酪農を生産することを目指しています。 目標を達成するためには、継続的な改善と革新が必要です。 私たちは、大規模なBovaer®の貴重な実践経験を得ることができたヨーロッパで最初の酪農会社であることを誇りに思います。 試験の結果と会員の酪農家からのフィードバックにとても満足しています。 私たちは、パートナー、顧客、会員と共に旅を続けることを楽しみにしています。"

Mark van Nieuwland, VP Bovaer® DSM:"オランダにおけるこの大規模なパイロットプロジェクトに参加した酪農家から、当社の革新的な飼料添加物Bovaer®の可能性を確認できたという好意的なフィードバックが得られたことを嬉しく思っています。 Bovaer®がより多くの牛に行き渡り、農業メタン排出への取り組みにさらに大きく貢献できるよう、FrieslandCampina社およびAgrifirm社とのパートナーシップを継続していきたいと考えています。" これらの開発により、オランダを含む150カ国以上が署名したGlobal Methane Pledgeの短期的な気候変動目標を支援する重要な役割も果たしています。"

Matthijs Spithoven, Productmanager Rundvee Agrifirm:"アグリファームは、総合的なビジネスアドバイスを提供しています。 私たちは、飼料原料から牛の口まで、経営、飼料アプリケーション、ミネラルサイクルに関するアドバイスで酪農家をサポートしています。 Bovaer®は、アグリファームのアプローチに適した添加剤です。 畜産農家のタイプに関係なく、メタン排出量を削減するための大きなステップを簡単な方法で行うことができます。"